メンテナンスについて

あなたが歯科医院に行く最初のキッカケって何ですか?

多くの方は「歯が痛い」とか「歯がグラグラする」、「歯石を取ってほしい」
「入れ歯を作りたい」などかと思います。
中には「矯正をしたい」、「アゴが痛い」、「歯を白くしたい」などかもしれませんね。

そして、お口の中をいろいろチェックされ「他にも虫歯が○本ありますね~」
「歯周病もちょっと進んできていますよ」「ここのかぶせ物はやり替えたほうがいいですよ」
「この歯は根の再治療が必要ですよ」と指摘され結局キッカケ以外に
いろいろと治療が必要だと判明。

嫌々ながら一生懸命に数回、数か月もしくは1年以上通われて一通り治療が終わり
「やっと治った!」と思われると思います。

でも、その後ってどうします?

「虫歯や歯周病にならないように言われたように歯磨きをするぞ!」
「ダイエットにもなるしケーキやジュースをなるべく控えよう!」
という方向に考える方が多いと思います。

ここで、ちょっと思い出していただきことが・・・。

これまでの人生でこのパターン何度か繰り返していませんか?
2回や3回ならまだ良いかもしれませんが5回、6回いやいや10回以上
と言われる方も少なくないかと思います。

そこでこのパターンを繰り返さないようにするために必要なのが「やっと治った!」と思った後に
「これからはメンテナンスに来よう!」という発想です。

つまり

全ての治療の終了=メンテナンスの始まり

なのです。

当院ではこの「メンテナンス」という考え方を開院して間もない頃より実践してきました。
開院して23年ほど経ちますが、20年近くメンテナンスに続けて通院されている方もいらっしゃいます。

ところでこのメンテナンスですが、皆さんの中には歯のクリーニングや歯石除去のことだと
思われている方が多いように感じます。
確かにその様な処置内容もメンテナンスに含まれる一部ではありますが、
一般的にメンテナンスとは保守・維持・管理といった意味ですので、歯科におけるメンテナンスは
口腔内環境の管理・維持ということになります。

当院では歯科医師、歯科衛生士がその時点で必要と判断した内容によって
処置や指導を行っておりますので極端な話、毎回、内容が違うこともあり得ます。
またメンテナンスの間隔についてもその時の状況により1か月に1回、2か月に1回、3か月に1回を
基本として口腔内の状態をご説明の上、決めさせていただいております。

メンテナンスについては後日、別記事にてアップさせていただき、今回はここまでにさせていただきます。

最後にこのブログでぜひ記憶に残していただきたいことです。

全ての治療の終了 = メンテナンスの始まり

メンテナンス ≠ クリーニング、歯石除去

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